CGのドラえもんを観た。




先日、最近上映されている、ドラえもんの映画を観てきた。








CMで観たことある人も多いと思うが、このドラえもん、なんとフル3DCGである。



僕はドラえもんにゆかりのある日本で育ち、極めて平凡な家庭にいて、ドラえもんをブラウン管の時代から観てきた。



ドラえもんの放映の時間や曜日はころころと変わっているため、この曜日はドラえもん!みたいな、サザエさん的な普遍感はないものの、それでもずっと、日常的に観ていた。



放映の曜日や時間が変わっても、ドラえもんドラえもんなのである。ドラえもんがやっていたなら、おやおやドラえもんがやっているな、といったように自然に観るのだ。学校に行って友達と会い、挨拶を交わすくらいの自然さで、ドラえもんはいつもそこにいた。




長々と何が言いたいかというと、つまりドラえもんはとっても身近なんだってことを言いたいんですよ。笑




身近なものっていうのは不変のものであり、日常のものであり、継続的であり、自分の中である程度、像を形成しているもの。ドラえもんもそう。




たとえば毎日着けているアナログ時計がある日突然デジタルウォッチになっていたらびっくりしてしまう。だから観る前まではCMで観るドラえもんのび太には不自然さしか感じなかった。



が、



観ていると、おや、気付いたら3Dのドラえもんは僕の中で馴染んでいた。






ちなみに今回、不本意ながら僕は3D上映で観た(2Dで観たかったのだが、2Dだと都合の良い時間で放映されていなかった)のだが、今回ばかりは3Dで正解だと感じた!



僕はこれまでにも3Dで映画を観たことがあるけれど、どれもなんだか霞んだりボヤけたり、体制を変えるとかさばって見えてしまったりと、3Dには決していい印象を持ち合わせていなかった。のだが。



でもこの作品の3Dは本当に素晴らしかったと感じた!この手の3D映画にありがちな視覚面での違和感は全く感じられなかったし、いやむしろとても綺麗で、臨場感や疾走感をより一層感じた。初めての体験である。



ドラえもんのび太などおなじみのキャラクターたちも、3Dのために少し変わっている部分もあるものの、個性などは全く消えていない。そのため、僕の中で3Dのドラえもんとして、彼らはガッチリハマった。アニメイターさんたちの努力と工夫に盛大な拍手を送りたい。





そしてストーリーだが、原作は藤子・F・不二雄。観ていく途中で大多数の人は気付くだろう、あの有名なストーリーである。アニメでも何度か放映されていたはず。



僕はというと、ボロボロ泣いた笑。ここでなにがあるのかとか、結末がどうだとかは全部わかってるのにボロボロ泣いた。泣き所は3箇所くらいあったけど、全箇所でボロボロ泣いた笑。映像作品で泣いたのは本当に久しぶりである。本当に感動しました。アニメーションの素晴らしさと声優さんの演技が光る、最高のエンターテイメントでした。










ところでこの映画、海外の方は感動するのかな??つまり、日本で生まれ育っていない人達。



この映画はドラえもんのび太の出会いから物語が始まる。でもドラえもんのび太が出会ってからの、不思議な道具を通じて起こるいろいろな出来事や冒険などは、かなり端折られて描かれている。僕も含めた日本人からしてみれば、十分すぎるくらいの思い出のダイジェストだと思うけれど。なぜって僕らは、そんなものをわざわざ見せて貰わなくても、ドラえもんのび太の絆のいかに深いかを知っているから。



だけれど、海外の人達はドラえもんに僕らほど思い出を持っていない。いやむしろ全く知らない人のほうが多いだろう。そういった人達にこの映画を見せたら、なんだか取るに足らない映画と映るのかな?僕があんなにもボロ泣きしたこの映画は、日本人だけが感動する映画なのかな?笑  そこらへん、気になる。




将来、海外の友達ができたら、この映画のDVDを見せてみたいなー、って思った。













全国の映画館で大ヒット上映中です。
オススメの映画です。
ぜひ劇場でご覧下さい。


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