僕は、決断した。

この手で封印することを。



産んだ我が子を、
この手で封印することを。
怖かったのだ。


あの子はここで産まれ、
ここで殺された。



いつの間にか大きくなりすぎた

         モンスター
あの化け物は、


僕の手には負えなかったのだ。。






あの子は、
いつのまにか
途轍もなく邪悪な、
破壊と
怨念の衣を纏い、
森の奥に巣食う
凍てつくような殺気をもって、
出来損ないの僕を、
出来損ないのその牙で
紅く血染めていた。
ルッコラ食べたい。