家のトイレの話
つい最近から、家のトイレの電球が「人感センサー付き」のものに変わった。
僕はトイレという空間がたまらなく好きで、ついつい長居してしまうのだが、、
そんな僕に、これは大事件だった。、
この前、いつもの通りトイレでパズドラをしていたら、突然電気が消えた。夜だったため窓からの光もなく、僕の視界は一面真っ暗になった。ビクッとして、天井を仰ぎみるように身体をひねると、少し間が空いて電気がまたついた。そうしてまたしばらくすると、また電気が消え、それに反応してまた身体を動かすと電気がついた。
この時、僕はなんと、
(あぁ、電球が切れそうだな)
と思っていた。
なぜ、僕は人感センサーの電球になったんだと思わなかったか。それにはいくつかの理由がある。
- なんの予告もなしに変わっていたから
- 家用の豆電球で人感センサーが付いたものが市販されているなんて、にわかに信じられなかったから
- 多分安物のせいか、ちょっと動いたくらいでは反応しなかったときがあったから
- 人感センサー付きにしてはライトのスパンが異常に短く「それは早すぎるだろ!」ってタイミングで電気が消えるから
- 認めたくなかったが、突然の暗闇のせいで若干パニックになっていたから
こんな感じで、その時点では人感センサー付きの電球に変わったとは思ってなかった。
この前はそのせいで母に、
「トイレの電球どうにかできない?壊れてるよ。さっきなんか人感センサー付きのやつみたいに、動いたら付いて、また消えて、動いたらまた付いて、みたいな茶番を中でやっちゃったよ」
と言ってしまい、そしてびっくりするくらいのスピードと淡々さで、
「いや、人感センサー付きなんだよ」
と返されるという事態が起きた。
変な恥をかかされてしまった。変な恥だ。
続けて母は、
「あの電球ほんと失礼よね、すぐ消えるんだもん。そんな早く終わるわけなくない!?」
と愚痴を言っていた。
いや、だよね、やっぱりあれ時間短すぎるよね。昼はまだいいけど、夜とか、先述の通り若干パニックになるくらいの暗闇になるからあの時間の短さはほんと失礼やわ。人のトイレをなんだと思ってんだろう。なにより、唐突にあれを買ってきて変えた父に今は憤りを感じている。いや、ほんとにないわ〜。
でもよかったー、僕と同じ考えの同居人がいて。って思った。僕だけなんか不満に感じてて、他の人たちはこの環境に満足してるとしたら、最悪、僕は怖くなって家を出ていた、もしくは警察に電話していたかもしれない。。😰
みたいな、そんな話なんですけど。
おわり